江戸時代の看板の分類 江戸時代の看板を調べるのにどのように分類されていたかを調べました。 江戸時代の代表的な看板の分類は下記の14種類とされておりますが、その分類と現代とを比較してみましょう。 1.板の看板・・・(現代にも)ある 2.建看板又は立看板・・・ある 3.実物看板・・・少ないがある 4.箱看板・・・ある 5.模型看板・・・少ないがある 6.容器看板・・・ある 7.障子看板・・・ほぼ無い 8.行燈看板・・・少ないがある 9.旗看板・織看板・・・ある 10.判じ物看板・・・ほぼ無い 11.暖簾看板・・・ある 12.外来看板・・・ある 13.人間が看板・・・ほぼ無い 14.芸当が看板・・・ほぼ無い 以上のように、実物を看板にしたり模型を看板にしたり手間やコストがかかったり壊れやすかったりする看板が淘汰されてしまったようです。 また、判じ物看板(語呂や言葉遊びが含まれた看板)は粋で通でしたが現在では全く見ません。効果が薄いのでしょうか。 例えば下記のような看板の読み方や内容は分かりますでしょうか。 1.春夏冬 二升五合 2.一斗二升五合 3.弓射る 4.荒れ馬 5.入れ仕。中口。御入は師。 答えは 1.春夏秋冬の中の”秋”が無いことから”商い”と読みます。 升を”しょう”と読まず”ます”と読み、二なので”ますます”と読みます。 五合は一升の半分なので”はんしょう”→”はんじょう”と読みます。 これらから”商い益々繁盛”と読むことができます。 2.一斗は五升の倍であることから”ご商売”と読みます。 以下はさきほどと一緒です。 これらから”ご商売益々繁盛”と読むことができます。 3.弓射る(弓矢を看板に) → 湯入るで湯屋。銭湯のこととなります。 4.荒れ馬 → あらうま(し)と読み饅頭屋のこととなります。 5.何屋かわかりましたか?語呂ではないですが入れ歯や歯磨き粉売りです。 このほかにも江戸時代では遊び心のある看板が多々ありました。 現代ではどうでしょうか。 現代でも多少見られますが(パリの看板)ほとんどありません。 効果は分かりませんが見て楽しいですよね。 |



参考文献 ■江戸看板図譜・・・林 美一著 ■社団法人日本サインデザイン協会・・・サインデザインハンドブック |
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